ガイア秦野工場で、スチールパネルの耐加圧実験が行われました。

 
 
 
準備
 ・実験前準備(設置、パネル組み立て)
 

実験を行う前に必ず必要なのが、パネルの設置と組み立てです。
チェック役と取付役の二人に分かれ、作業の確認を徹底しながら行います。

今回の実験では地震を想定したパネルが変形するほどの強い圧力を左右に掛けて行く為、僅かなズレも許されないしっかりとした設置が出来ていなければ大きな事故に繋がってしまいかねいので、慎重な確認と設置が必要だからです。

 

 

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・加圧実験開始

実験用スチールパネルの全ての確認と設置が終わると、いよいよ加圧が始まります。
今回は徐々に強さを高めながら左右3回ずつ、最後に想定される限界値以上に圧を掛け破損箇所を確認する、という内容でした。

始めの方は数mmから数cm程度のズレなので目立った変形や破損はありませんが、回数を重ね圧を高める事により異音や破損が目に見える様になって来る光景は中々迫力があります。

 

 

 

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・実験結果、破損個所確認

全ての加圧工程が終わると、使用したパネルのどの部分に大きく破損や変形が起きているのかを確認します。

実験で認められたデータは収集され、今後の建築部材の加工に取り入れられて更なる耐久性の強化やコストの削減などに用いられます。

今回はパネルの四方表面部分にのみひび割れが発生、基となるスチールには大きな外傷は見られなかった為、想定通りの結果となりました。