猫と一緒に!キャットリフォームのアイディア【番外編付】

 

地中海の小さな町から、こんにちは。ガイアフィールドの、一番遠隔地からのリモート社員・森口と申します。

今年も、日本・欧州の不動産事情やトレンドなども交えた、ガイアフィールドならではのオリジナルな情報をお届けします。

 

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猫と一緒に暮らすための、キャットリフォームアイディア

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犬同様に、猫も大切な家族となっているケースも多いのではないでしょうか。

我が家にも、存在感の大きな猫がおります。(我が家では、人間がほぼ”お仕え”しております。笑)

家をお互いに住みやすくリフォームしたいと考えた時、猫の場合も犬同様に描種や個体差があります。猫の本能や、それぞれの猫の個性や好みも踏まえて考えることで、より人間も猫も楽しめる家になることは間違いないです。

 

■ 猫の特性を知ることから始めよう

 

猫は毛の長さや元々の原産国によって種類別に分けられますが、長毛種・短毛種のほかに品種改良によって毛のない種も近年見かけるようになりました。大抵の猫の場合は犬のように散歩を必要とせず、体を洗うことも必要ありません。(ただ、野生種に近いヤマネコ系は散歩も推奨されています。)

生活圏である家の中では、猫の抜け毛やフケ(アレルギー源になると考えられている)などの除去のために、風通しの良さや空気清浄機などを効果の高い場所に設置するのもよいでしょう。

また、床の清潔感を保つ必要から、人間も猫も心地よく生活するために、掃除がしやすい床材などを選ぶのが好ましいでしょう。猫の爪は出し入れできるので、若い猫ならクッション性はそれほど気にしなくても大丈夫そうです。

また猫は自分で爪を研ぐので、家具を守る意味でも爪を研ぐ場所を明確にしてあげると同時に、家具の保護や備え付けタイプの家具に変更するなど検討することも必要かもしれません。

猫の本能を考慮して、高いところなどに「キャットウォーク」を作ってあげることで猫が楽しんで運動ができることになり、猫の精神衛生面にも良い影響があると言われています。

アメリカの有名なキャットヘルパー、ジャクソン・ギャラクシー氏によると「(ある調査研究によれば)飼い猫が直面している健康問題の多くは食べ物だけではなく、飼い主によって強いられる生活環境の影響が考えられる」とのことです。猫の本能や性質などを考慮して猫と飼い主の住空間をデザインすることで、猫も人も幸せになりうるとのことです。

それでも、家で飼われている猫の平均寿命(10年~)は、野良猫(約4~5年)に比べて格段に長いことを考えると、やはり人間が気を付けてあげればきちんと長生きしてくれるという証明でもあります。そう言われると、やはり愛猫と共に心地よい住環境を整える必要性を感じてきますね。

 

■ 猫の特性を考えたリフォームポイント

 

人間も猫も快適に過ごすために、リフォームする場合に是非検討してほしいポイントを考えてみました。

「床」は、前述のように拭き掃除や掃き掃除がしやすく清潔に保ちやすい素材が好ましいです。また麻や絨毯などのテクスチャーによっては「爪とぎ認定」されてしまう可能性もあるので、猫に触られたくない場所はできるだけつるっとした素材のほうが良いかもしれません。

「トイレ」に関しては、近年様々な「猫トイレ」が開発されて自動化も進んでいますが、家の中でトイレを置く場所は通気性が良く頻繁に手入れがしやすい所が好ましいです。最近のリフォームのアイディアの一つとして「人間のトイレのスペース内に猫トイレのスペースを確保した」間取りなどは、人間のトイレと猫トイレを同じ場所で一気に掃除しやすくした、という掃除をする人間の導線目線から考えられていて素晴らしいなと感じました。猫はきれい好きなので頻繁に掃除をしておくと臭いなども少なくなり、何より安心して用が足せる環境は猫の健康にも大切です。

ちなみに入口が独立してそれぞれ別になっている仕様にできれば、猫のためにドアを開けっぱなしにしたりする必要もなく、不幸な事故も防止できます。猫も人も自由に清潔に各自利用できるポイントは、キャットリフォームで実現することによって、大変意義があるものになりそうです。

 

<こんな入り口はインテリアとしてもカワイイ。海外サイトDigsDigs.com参照>

 

また、猫が楽しめる「キャットウォーク」に関しては、メルマガでもお話ししましたが、日本を始め世界中のいろいろな所で様々なアイディアを見つけることができます。

私が「是非真似したい!」と思ったいくつかのアイデアの中に、「天井に沿ったキャットウォーク」がありました。

<私の理想のキャットウォーク。海外サイトhauspanther.com参照>



これは、住宅の間取りや形が変わっても、人間の生活導線に邪魔になることもなく、猫が最大限楽しみながら活用できるように思いました。

 

【番外編】我が家の苦心作のキャットウォーク

 

我が家の猫のために、今の家でどこまでできるかをいろいろと考え、苦心してちょっとだけのキャットウォークをひねり出しています。今回はちょっと恥ずかしいですが、参考までに我が家で苦心したキャットウォークをご披露してみます。(細かいところは見ないでくださいね!)

天井近くまで届く市販のキャットツリーに、本棚とテレビ棚を繋げて、少し段差はありますがキャットウォークっぽくしてみました。

 

<キャットタワーを上ったところに合わせて本棚を設置>

<テレビ棚は、今猫がいるところまで進めます>

<ベランダに開く窓際に、ソファーの背もたれを沿わせました>

<ベランダには飛び出し防止の網を前面に張っています>

 

その他の部屋にも、外を見下ろせる場所などを作ったりしていますが、作り付けではないため残念ながらやはり何かと不便で不安定です。(特に人が。涙)

ただ、スペインは日本のような地震が一切無いため、多少の不安定感があっても、なんとか使えています。

我が家の猫は元々野良猫から保護したため、家に慣れるまではしばらく大変でしたが、野良猫時代に塀や木などいろんなところに上っていたらしく、このキャットウォークの導線を作るとすぐに躊躇なくスイスイと上まで登っていきました。

やはり、自分のテリトリーで「遊び」を感じる場所があると楽しめているような感じがします。高い場所で長く寛いでいることも多く、安心しているのも分かるので、やはり高所のキャットウォークには効果があるんだなと思いました。

 

我が家の場合は特殊な事情(実は社宅)のため、リフォームなどの制限があり仕方なく市販品などいろんなものをツギハギしていますが、やはりインテリアの観点からはデザインが統一された作り付けがいいなあ…と将来の希望を、今から楽しみにリスト化しています。

また弊社では、猫のためのアパートを建築した経験もあるため、もし猫に関してのリフォーム例などにご興味があれば、いつでもお気軽にご相談頂ければと思います! 
ペットリフォームについての詳細は➡️ペットリフォームのおすすめ

 

今後も、欧州ならではのエピソードや欧州にかかわらず世界や日本の不動産関連・建築にかかわる情報を、ブログとメルマガで、引き続きレポートさせていただく予定です。こちらのブログでは写真など多めに載せていきますので、ご興味がありましたら是非引き続きお立ち寄りくださいませ。

 

それではまた、メルマガとブログでお会いできれば嬉しいです!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。   お問い合わせ・資料請求