地中海の小さな町から、こんにちは。ガイアフィールドの、一番遠隔地からのリモート社員・森口と申します。

今年も、日本・欧州の不動産事情やトレンドなども交えた、ガイアフィールドならではのオリジナルな情報をお届けします。

 

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30代で考えた。家を持つことのメリット&デメリット

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就職、結婚、出産に育児、子供の巣立ちに老後・・・誰にでも、それぞれのライフステージがあり、『適齢期』があります。

私にもいろんな適齢期がありました。。。

今回はその中でも「不動産適齢期」、私自身と私の周囲で不動産を買ったタイミングや、買ったことによって実際に感じたメリット・デメリットについてお話ししてみたいと思います。

 

ちなみに私は30代の半ばで、マンション購入を決断しました。

この決断には、既に一足早く不動産購入をしている先輩の声や、同年代の私の周囲の話も影響しています。

 

■ 不動産購入の適齢期?

 

「周囲で、家を買った人がいるけど、私にはまだ関係ないかな~」

「このまま賃貸の部屋を、ずっと借りて住んでいくのかな・・・」

「マンションを買うなら、結婚を機にと考えてはいるけれど・・・」

人それぞれに、不動産を買うタイミングはまちまちです。

前述のように、その人のライフステージが変わるタイミングが「家をどうしよう・・・」と考えるきっかけになるようです。

 

<例1>

私の同級生は26才の時、都市部郊外にファミリータイプの一軒家をローンで購入しています。

彼は当時独身、結婚の予定はまだ無し。ただ、就職当初から「頭金ぐらいの金額が貯まったら、すぐ購入しよう!」と決めていたんだそうです。彼はその後30代前半で結婚。その後、その家と買い替えで、より都心部に近い場所い一軒家を購入し引っ越ししていきました。

「自分の場合は、若いうちに買っておいてよかった。あの時、自分はなんでも散財しそうで、実はそれが怖くて家を買ったようなもの。(苦笑)」と、貯蓄代わりだったそう。

 

<例2>

先輩(女性)は、40代始めに「これからの終の棲家」としてマンションを購入。

「このまま一人で生きていくなら、生涯の拠点が必要だから」という”おひとり様準備”の気持ちからだったそう。

終の棲家のマンションを買ったという事は、一方では安心を感じたとともに、もう一方では責任で重かったそうです。

そしてそれから一年後に、なんと突然彼女の結婚が決まりました。

「・・・予定がかなり狂ったわ。(苦笑)」と言いつつも、現在は夫と夫が持っていたマンションに住み、自分のマンションは賃貸に出しているそうです。彼女曰く、マンションを買ったことでゆとりが出たのか、急にモテ始めたんだそう。(!?)

「このマンションは、私のお守りみたいなものなのでこれからも大事にするつもり。」と言っていました。

 

人によって、不動産購入のタイミングはそれぞれです。ただ、自分の「不動産適齢期」を逃さずにそのきっかけを確実に掴むことで、私の周りでは「Lucky」を手にした例が多く感じています。



■ 不動産を持ったことのメリット



<一歩踏み出すと、未来が広がりますね!>

 

私が30代でマンション購入を決めてよかったと今も思っている点は、やはり安心感。

名実ともに”自分の家”があることの精神的な安定感は、「思ったより大きかった」と私の周囲で実はよく聞きました。

私自身、ちょうど自分のキャリアについても考えていた頃で、冒険して転職するかマンションを買うかで迷ったのを思い出しました。購入を決めたことで、腹が座ったというか当時の仕事により打ち込めるようになりました。

そして、不動産はローンを持つことを含めて「財産」になります。長いローンには少し怯えましたが(笑)、何かあった時に「自分には財産がある」というのは心強く感じました。

特に、万が一自分が住めない時にはオーナーとして「賃貸に出す」という使い方ができるのも、自分の物件ならではです。

 

私の先輩(女性)は、30代前半で将来を見据えて都内で自分で住むためのマンションを購入、その数年後にもう一軒単身者用マンションを購入しました。二軒目のマンションは完全に運用目的で購入を決めたので、最初から賃貸運営しているそうです。「老後の準備だけは早くてもいいかな~と思って」、ちょっとだけ頑張ったそうです。

 

■ 不動産を持つことのデメリット

 

<不安だからと対策せず諦めるのは、やっぱり損!>

 

不動産を持つことのデメリットは、前述と矛盾しますが「不安感」かもしれません。

その原因は、やはりローンの長さや月々の支払額です。ただ、こちらの克服の仕方は明白でした。

購入前からの自分の支出を常に把握し、ローンを持つにあたってどの額なら無理がないか、万が一何かあった時にはどう手当てできるか(団信だけではなく、支払額の調整など)をある程度備えておけば、こういった不安はなくなると思います。

私の場合は、購入を決める前にいくつものケースで金額のシュミレーションをしていたので、不安感が少なく始めることができました。また、ローンに関しては「繰り上げ返済」などもできるので、収入が増えた時やゆとりができた際に早めに内入れをして将来に備えるということもできます。一方で、ローンを長く持って収入や支出そして税金とのバランスを取るという手もあります。

ただ、収入が常に不安定だったり将来的に様々なリスクが現状で想定できない場合は、デメリットをより感じるかもしれません。

 

■ 私が自分自身の決断で得た感想

 

私が30代で家を買った結果、精神的な安定とゆとりを得ることができました。

ただ、事前の様々な情報収集や物件を探す際や購入する段階でチェックすべきことを自分なりにまとめておいたり、支払いのシュミレーションをしておくことで、自分なりに不安要素を減らすことができました。

購入を決めた、このあたりの詳しいお話もまた後日詳しくお話ししてみたいと思います。

 

今回は不動産購入にまつわるかなり個人的な経験をお話ししてみましたが、何かの参考になれば幸いです。

今後も、欧州ならではのエピソードや欧州にかかわらず世界や日本の不動産関連・建築にかかわる情報を、ブログとメルマガで、引き続きレポートさせていただく予定です。こちらのブログでは写真など多めに載せていきますので、ご興味がありましたら是非引き続きお立ち寄りくださいませ。

 

それではまた、メルマガとブログでお会いできれば嬉しいです!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。