シロアリ被害をシャットアウトするリムテラスとは?

 

新築住宅の購入をご検討されるときに、大半の方は「この家に一生住み続ける」ことを念頭に置かれるのではないでしょうか。

日本は高温多湿で住宅が傷みやすいとも言われますが、近年の住宅建築技術や建材の発展により住宅の寿命は大幅に伸びております。

人生100年時代と呼ばれる昨今ですが、30代で購入した家に何十年も住み続ける、いわゆる終の棲家にすることは十分可能です。

ただし、物事に絶対はないのもまた事実。日本の住宅の大敵と言えばシロアリですよね。そこでシロアリ被害対策を施した「シロアリの天敵」とも言える、当社のリムテラスという住宅について、今回説明させていただきます。



住宅のトラブルの何割かはシロアリ

 

まず皆様は住宅に関する「腐食」「倒壊」などの問題にどれくらいシロアリが関わっているかをご存知でしょうか。

日本は木造住宅が中心であり、高温多湿な気候はシロアリにとっては大変繁殖しやすいものとなっています。そこで、国土交通省でも「シロアリ被害実態調査報告書」という調査結果を発表しています。

こちらの調査結果の概要ですが

・新築物件で保証期間内でも2~5%程度のシロアリによる住宅被害が発生する

・工法別に被害が最も起こりやすいのはプレハブ工法

・防除処理をしていないと被害の発生率は50%以上

。保証満了以後10年も経過すると、被害発生率は 20%近くにまで伸び、もう10 年経過後には 30%近くに達する

・在来工法では、保証満了日 5 年経過後の6%前後の建物に被害が再発し、10 年経過するとその値は 10%を超えるようになる。

 

などの結果が明らかになっています。

 

工法別に大きな違いは見られないのですが、調査対象の90%以上が木造住宅であり、どうしても木造住宅は築年数が経過するとシロアリ被害の起こる可能性は高くなってしまうことが明らかになっています。



シロアリ被害の実例

 

白蟻による住宅の被害は、大変甚大なものがあります。現代の住宅では防除処理などでその被害を防ぐ確率を高めることはできますが、保証期間が過ぎてその後再度の対策を怠ると神奈川や東京といった地域でもシロアリ被害は住宅に深刻な被害を与える可能性があります。

その具体例として、ぜひ知っていただきたいデータがあります。

 

それは大震災時に倒壊した住宅のシロアリ被害の割合です。

1995年に兵庫県を中心に発生した阪神大震災は多くの方が記憶されていることだと思われます。阪神大震災では火災だけではなく、家の倒壊による死者数も多く、特に高齢者の方は倒壊した家から出ることができずに亡くなるケースも多く見られました。

これは「家さえ倒壊しなければ逃げることができて、助かった」とも言えます。

 

そして、阪神大震災で倒壊した家の売り、なんと9割がシロアリ被害に遭っていたという調査結果があります。そしてシロアリ被害に遭っていなかった住宅の倒壊の割合は2割前後だったということです。

もちろん30年近く前である1995年の住宅建築技術と、2023年の住宅建築技術は大きな差がありますが、シロアリの被害がこれほど震災の際の倒壊するかどうかという確率に影響を与えることは、当時も今も変わらないと癒えます。

それだけに今から新築住宅を建てる、購入される方はシロアリ被害対策が行われている住宅を購入すれば、シロアリ被害を防ぎ倒壊のリスクを大変小さな物にできるでしょう。



シロアリが苦手なもの

 

では、具体的にシロアリが苦手な住宅とはどういった工法や建材でたてられる住宅でしょうか。シロアリと一口に言っても何種類かに分かれており、日本でよく見られるシロアリは多い方からヤマトシロアリ、イエシロアリ、そして近年ではカンザイシロアリという種類も増えてきています。

シロアリは木材に住み着き、適度な湿度や風通しの悪い場所に繁殖します。そのためシロアリを防ぐには風通しを良くし湿度を下げたり、できるだけシロアリが過ごしやすい気温にならないような環境づくりを心がけましょう

もちろんシロアリを駆除するための薬剤散布なども効果的です。ただしその効果は永続的なものではないので、定期的に散布しないと効果がありません。

先に挙げた国土交通省の調査結果でも、防除期間が過ぎるとシロアリが増えて被害が発生していたとの結果が出ています。

 

鉄骨造ならシロアリは発生しない?

 

シロアリは植物由来の建材である木材を食べたり腐らせたりしてダメージを与えますが、無機物である鉄骨は食べることができません。そのため「鉄骨造ならシロアリは発生しないだろう」と考える方もいます。

しかし、残念ながらその考え方は間違っていると言わざるを得ません。軽量鉄骨、重量鉄骨造の家でも部分的に木材は使っていますし、木材以外のの断熱材をシロアリが腐食させることもあります。また木材部分にシロアリが繁殖し、湿度が高まることで鉄骨が錆びてしまうこともあるのです。

もちろん木造住宅より被害は起きにくいのですが、鉄骨造住宅だからといってシロアリ被害を100%防ぐことはできないのです。

 

シロアリ被害を防ぐスチールハウス

 

「じゃあシロアリ被害を防ぐにはどうしたらいいの?」とお悩みのお客様にご提案したいのが、弊社が手掛ける独自の建築技術であるCFS(Cold Formed Steel:薄板軽量方構造)建築です。

こちらの工法では躯体に溶融亜鉛メッキ鋼材を採用することで、木材よりも堅牢で耐震性が高く、また腐食に強い住宅を提供いたします。

日本の高温多湿の気候にも耐え、経年での劣化が起きにくいメッキ鋼材は、お客様にとって安心の生活空間をご提供するのに十分な品質を持っています。

CFSを用いて建てられた鋼材によるこのスチールハウスは、従来の工法に用いられる柱などの部分を、厚さ1mm前後のスチールに置き換えています。

経年劣化が起こりにくく、大変な強度を持っています。

スチールハウスの剛性の秘密は、木材で起こりやすい収縮やねじれなどの劣化が起こりにくいことです。また剛性だけではなく建付けの悪化やきしみ音の発生なども防ぐことができます。

木造住宅は10年、20年と経つと長年の荷重からクリープ現象と呼ばれる変形がどうしても起こってしまうのですが、スチールハウスであればそのような問題に悩まされることもなくなります。

そしてシロアリによる腐食とも無縁です。シロアリによるダメージをシャットアウトする当社の工法は、コスト面でも木造住宅と同水準のパフォーマンスを持っており、経済的なメリットもお客様にご提供します。



安全・安心な住環境を提供する「リムテラス」

 

当社ではこのCFSを個人住宅、集合住宅、倉庫、ビルなど多様な建築物で取り入れておりますが、その中でも特に今注目を浴びているのが、弊社独自ブランド「リムテラス」です。

リムテラスとは、都心での豊かな住まいをご提供する当社建築のテラスハウスです。

連棟式の住居であるテラスハウスは、イギリスなどではポピュラーかつ親しまれている住居の形式であり、マンション等の大規模集合住宅にはないデザイン性、コンパクト感、そして「マイホーム」という気持ちを高揚させてくれます。

一部の外壁などを他の住宅と共有することで戸建住宅よりもコストを省き、お客様にとって本当に価値のある住まいをご提供しようというコンセプトを持っています。

精神的、物質的な豊かさを追求し、無駄なものはなにか、本当に必要なものはなにかを考えた結果、リムテラスのコンセプトである「Less is more」というテーマが生まれました。

 

世田谷、目黒、杉並など利便性の高い東京中心部にローコストでシロアリ被害もなく耐震性の高い住宅がほしい、というご要望をお持ちの方は、ぜひこのリムテラスにご注目ください。

フリーデザインの鉄骨建築~木造にはない耐久性・耐震性・経済性

 

それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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