地中海の小さな町から、こんにちは。ガイアフィールドの、一番遠隔地からのリモート社員・森口と申します。
今年も、日本・欧州の不動産事情やトレンドなども交えた、ガイアフィールドならではのオリジナルな情報をお届けします。
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日本の相続税は高い?!同じ欧州でも内容様々な相続が
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「親がまだ存命なのに、相続の話なんて・・・」
「相続なんて、まだまだ先の話!」
「・・・そもそも、相続するほど物は我が家にはある?(苦笑)」
毎日の生活が忙しい中で「相続」について考える暇は普通はないと思いますが、実は相続問題って意外に身近なもので、
「相続問題」はある日突然直面するものだというのが体験としての印象です。
個人的な話で恐縮ですが、私は20代になる前に叔母と父が、更に20代後半には祖父母が相次いで亡くなったため、
周囲よりも早くから相続問題に直面する場面にある日突然遭遇しました。
実は友人知人たちが「相続問題」に突然遭遇した際に、相談されたり話を聞いたりすることも。
誰もが準備をしていることではないので、慌ててしまうのは当然です。
ということで、今回は私が実際に体験した相続で感じたことと、「で、海外の場合は?」という部分も疑問に思い、
少しだけチェックしてみました。
ニュースなどでよく「日本の相続税が高すぎる」という話を聞きかじった方がいるかもしれませんが、
本当に日本の相続税って高いの?という点も気になっていました。
また、最後にちょっとだけ「相続」にまつわるスペインゴシップもご紹介するので、どうか最後までお付き合いくださいませ。
■ 私の身の回りで、相続で慌てた点

相続は、「亡くなった人の財産上の権利義務を、相続人に継承する」こと。
日本の場合、故人の遺言書があればそれが優先され、ない場合は遺産分割協議による分割、そして揉めた場合には
遺産分割調停を行うことになります。
我が家で慌てたのは、「あったはずの遺言書が見当たらない」、「財産がどのぐらいあるのかわからない」、
「相続人がどこまでになるのかわからない」…といったことでした。例えば、祖父が昔から遺言書を保管していた場所を、
うっかりリフォームしてしまったため、その後遺言書や物の行方が分からず家族親族で右往左往して大変な目にあいました。
ある友人の場合では、おじいさんが家族に内緒で株(それもマイナスっぽい奴)を持っていたのが発覚して、家族で
眠れない夜をしばらく過ごしたそうです。ある知人宅では、遺産分割で親兄弟間で揉めに揉めて、
ほぼ一家離散状態になったそうです。。。
このことから、「遺言書の保管場所は明確に」「親を交えて兄弟間で早くから情報共有して、可能なら書面にしておくべし」
と話していましたが、揉める時は揉めます。。。。(涙)
■ で、日本の相続税は本当に高いのか・・・?
単純に数字で見ると日本の相続税の税率は、欧米と比べるとやはり高い傾向になるそうです。アメリカでは州ごとに
税金が違ったりしますが、連邦レベルでの相続税は廃止(州レベルでは相続税を課しているところもアリ)されて
いるとのことです。ただ、日本の相続制度に関しては基礎控除部分(一定額までは税金がかからない)があったり、
累進課税(所得や資産が多いほど税率が高くなる)という部分があったり、海外の国や地域によっては相続税は
無くても贈与税の税率が高かったり…という部分もあるため、そうした部分を加味すると、日本の相続税が高い
とは一概に言えないようです。
また、日本の相続制度では「遺留分制度(最低限家族もらえる分)」が存在しますが、海外(例:アメリカやイギリスなど)
では遺留分がない国もあるそうですし、細かい部分では逆に日本よりも面倒なこともありそうです。
■ ところで、スペインの相続は?
実はEU内で「法的な部分をそろえよう」というEU相続規則という呼びかけはありますが、基本的には
EU加盟国それぞれの国の税制に任されています。
スペインではやはり遺言書は最優先されますが、夫婦は結婚をしていなくても「Libro de Familia」(家族帳)
があれば、籍が入っていなくても法的には配偶者としての権利が認められています。
相続税は地域によって少し変わりますが、スペインの場合、相続のための不動産査定の規定がかなり日本とは
違う部分を見るようですので、一概に「スペインの相続税率は日本より低い」とは明言できません。
■ 【スペインゴシップ】お城と爵位を相続したのは、女性テレビタレント!
2020年、スペイン貴族の第12代カステル・モンカヨ侯爵カルロス・ファルコ候が亡くなり、相続の際には遺言に従い
長男マヌエルが父のカステル・モンカヨ侯爵領を継ぎ、長女のタマラは父が若いころに名乗っていた
第五代グリニョン侯爵位と「Palacio El Rincónエル・リンコン宮殿」という大邸宅を相続しました。

豪華な庭園や森、さらにはブドウ畑を有する広大な敷地にある「エル・リンコン」は、スペイン王アルフォンソ13世や、
前王ファン・カルロスや現国王フェリペ6世も滞在した、150年以上の歴史ある建物です。
タマラ侯爵夫人は、相続後に自分の結婚式をそこで行いました。大変豪華なものでニュースで特集が組まれるほどでした。
更にその後はスペインでも有名な歴史メロドラマシリーズ「ラ・プロメサ」の舞台として貸し出されています。

ちなみに、タマラ自身はリアリティショーや料理番組でチャンピオンになるなどで彼女自身はスペインのテレビ界でも
すでに有名でしたが、実は彼女の母はイザベル・プレイスラーというスペイン社交界きっての”伝説的”な有名人でもあります。
彼女は歌手フリオ・イグレシアスの最初の妻であり、同じく歌手のエンリケ・イグレシアスの母でもあります。
彼女はフリオ・イグレシアスと離婚後、前述のファルコ候や元スペイン財務大臣ミゲル・ボイヤーとも結婚し、
2022年までノーベル賞受賞者作家マリオ・バルガス・リョサと内縁関係にありました。
74歳の現在まで、その美貌と華麗なる恋愛遍歴は、スペインのゴシップウォッチャーの注目の的となる存在なのです。
彼女自身は元々スペイン(貴族)系フィリピン人の裕福層出身で、更にイギリスやスペインなどの王族や貴族層との
関係があったりと大変華やかで、メーカーなどのイメージキャラクターなども務めています。彼女自身の財産は実家からの
ものだけではなく、三度の結婚による部分などもあると想定されるため、将来の相続にもひっそりと注目されているようです。
ということで、今回は相続についての私の個人的な経験談やスペインについてもお話させていただきました。
そして、「日本の相続税の税率が高い」と判断するには、細かい部分や規則によっては「一概に判断できない」という結論でした。
また最後のスペインゴシップは、スペインで常に大注目されているタマラ・ファルコとその母イザベル・プレイスラーに
ついてお話ししましたが、今でも彼女たちがテレビに出ると視聴率が高くなるようです。(確かに美人!)
今後も、欧州ならではのエピソードや欧州にかかわらず世界や日本の不動産関連・建築にかかわる情報を、ブログとメルマガで、
引き続きレポートさせていただく予定です。こちらのブログでは写真など多めに載せていきますので、
ご興味がありましたら是非引き続きお立ち寄りくださいませ。
それではまた、メルマガとブログでお会いできれば嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
