中古マンションを購入する際に確認が必要な資料の一つに、「重要事項調査報告書」という報告書があります。

今回は、その調査報告書がどういった内容なのかを解説していきます。

 

 

・そもそも「重要事項調査報告書」とは?

簡単に言えば、マンション全体がどういった管理をされているか、を記した資料です。
中古マンション購入時に検討材料の一つとして「重要事項調査報告書」を確認します。

記載されている内容としては、

1,管理組合が定めている管理規約
2,管理組合が管理している費用について(管理費、修繕維持積立金、滞納額)
3,修繕工事の実施状況

という大きく3つに分類されます。これらについては下で解説していきます。

 

 

・管理組合の利用規約

画像

管理組合によって定められたマンション管理に関するルールです。
「建物の所有区分などに関する法律」によって建物の所有関係や義務が定められており、これを基に個々のマンションがこれを定めています。

共用部・専用部の利用規約、災害時の応急保証、ペット飼育や楽器演奏の可否など、管理組合によって定められたルールと購入条件と照らし合わせて確認する必要があります。

 

 

・管理組合の管理している費用

スクリーンショット (107)

大きく「管理費」「修繕費」「滞納額」に分ける事が出来ます。
それぞれの項目を確認して管理組合の現状を把握しましょう。

各種組合が管理している費用についての記載があり、確認すべき事項として以下が挙げられます。

・管理費の金額が妥当であるか
・修繕積立金が計画通りに積み上がっているか
・管理組合への支払いに滞納が無いか

これらを確認して管理組合が正常な状態で運営されているかを確認する必要があります。

 

 

・修繕工事の実施状況

日頃の小さなメンテナンスや定期的に行われる大規模な修繕工事等の履歴が記載されています。
修繕費用の捻出は修繕積立金から行われますので、修繕履歴と合わせて修繕積立金が積み上がっているかの確認も非常に大切です。

また極端に修繕積立金が少ない物件は追加で費用の負担が発生する場合があり、その場合は修繕を依頼した方へ一時金が発生してしまうので注意が必要です。

スクリーンショット (106)

 

・重要事項調査報告書の発行方法は?

重要事項調査報告書の発行は管理会社に依頼して発行するパターンが多いです。

不動産業者から建物管理を行っている会社が依頼し、数日で発行されます。
ガイアフィールドの管理物件の依頼は こちらから

 

 

・まとめ

マンション購入時に注意して確認したい「重要事項調査報告書」の確認でした。
資料を読むことで見えてくる物件の現状・未来を把握して購入に踏み切る事が大切です。
是非、不動産業者に問い合わせて発行してみて下さい。

 

またガイアフィールドでも一都三県をメインとして、その他エリアでも不動産売買を行っております。

不動産売買の事で何かご相談がありましたら、是非お気軽にお問合せ下さい。

 

以下リンクから重要事項に係る調査依頼書をダウンロード後、メールにてお問い合わせください。